オンラインの誤報を回避 – Firefox がお手伝いします

誤報とは？偽情報とは？

これまで誤報や偽情報という言葉を聞いて、これらの語意の違いについて疑問に思ったことがあると思います。これらの語意の相違点は、その意図にあります。誤報とは、人が騙されて信じてしまう誤った情報すべてを指します。誤報は実際のところ誤っており、騙されやすいですが、人を欺くことを意図して作られたものではありません。その一方、偽情報は、何らかの意図で誤った情報を与えるために作成され、拡散されます。

結局のところ、誤報も偽情報も危害を加えるおそれがあります。人々が誤った情報を信じてしまうだけでなく、誤った情報は、世界各地の経済に多大な経済的被害をもたらし、民主主義や効率的な統治に対する脅威となるおそれがあります。さらに、誤ったニュースは正しいニュースよりもはるかに急速に拡散するため、誤った情報を阻止することは困難です。

誤った情報はどこに表示されるか

誤報や偽情報はいたるところで見受けられますが、オンラインで共有された場合に最も広く拡散し、最も強い影響を及ぼします。誤報や偽情報のアルゴリズムや追跡の機能が強化され、ウェブサイトやブログ、掲示板やソーシャルネットワーク上で一層多くの閲覧者の目に触れるようになっています。

追跡については、主として広告に関連するものとして聞いたことがあるかも知れません。しかし、虚偽の情報の拡散に関しても、追跡は強力なツールです。それはなぜでしょうか。インターネットやソーシャルネットワークのフィードをブラウジングすると、ユーザーに知られることなく、またユーザーの許可なしで、ユーザーの極めて詳細なプロフィールを作成してそれを販売するために、ユーザーの行動や関心、場合によっては連絡先などまでもが、様々なウェブサイトで様々な者により追跡されます。こうしたプロフィールは、各個人に合わせてカスタマイズされた広告に使用されますが、ユーザーに的を絞った何らかの情報を伝える上でも使用される場合があります。

ウェブサイトやソーシャルネットワークで推奨コンテンツがユーザーに送信されるのは、アルゴリズムがそのユーザーのプロフィール情報に基づいて情報を送付するからです。アルゴリズムはますます高機能になっていますが、残念ながらコンテンツの正確さは確認されません。このことは、とくにソーシャルメディアで問題となります。なぜならば、ソーシャルメディアのネットワークは毎日ユーザーに無数の情報を送信し、またユーザーの投稿内容やニュースの記事、スポンサーコンテンツなど、無制限のコンテンツにアクセス可能だからです。投稿や記事によって誤報が拡散してしまう場合もありますが、ユーザーを標的として意図的に操作するために広告やスポンサーコンテンツが使用される場合もあるため、誤報を見分ける方法を知ることが不可欠です。