Mozilla のコンテンツモデレーション
最終更新 2024 年 4 月 29 日
コンテンツのルール
Mozilla では、ユーザーがコンテンツを共有・交換できる製品を複数提供しています。このコンテンツには、オリジナルのテキスト・画像、他者のウェブページ・記事、およびソフトウェアアプリケーションが含まれます。これらの製品を介して、または Mozilla コミュニティで共有されるコンテンツは、適用されるコンテンツポリシーに準拠していなければなりません。
すべての製品は、Mozilla の 利用規定 に従って使用する必要があります。また、Mozilla.Social で共有されるコンテンツには Mozilla Social コンテンツポリシー が、Mozilla Add-On Marketplace (AMO) で共有されるコンテンツには Firefox アドオンポリシー が適用されます。ユーザーが生成したコンテンツを提供する実験的な新しい製品には、独自のコンテンツポリシーが定められている場合があります。そのような製品を使用する際は、製品のホームページまたは利用規約を確認して、適用されるコンテンツポリシーをお読みください。
Mozilla のモデレーション方法
Mozilla は、所属するコミュニティ、国籍、背景を問わず、あらゆる貢献者と訪問者を歓迎する、活気に満ちたオンラインコミュニティの構築を目指しています。Mozilla のコンテンツモデレーションは、この目標に沿って行われます。
該当する各 Mozilla 製品では、ユーザーが違法なコンテンツや政府の規制に違反しているコンテンツを報告することができます。提出されたコンテンツ関連の報告は、人の手によって一件一件確認されます。AMO および Mozilla Social でのコンテンツポリシー違反は、専属チームのモデレーターの手によって評価されます。その他の製品のコンテンツポリシーおよび利用規定に対する違反は、該当する製品チームの担当者によって調査されます。また、一部のケースでは、違法コンテンツの報告が Mozilla の法務部によって調査されることもあります。秘術的違反または AMO ポリシー違反が報告されたアドオン、および、AMO で提供されているアドオンに関して Mozilla が受けたフィードバックは、AMO の製品チームの手によって評価されます。この評価には、通常、アドオンの一覧、コードベース、および機能の確認が含まれます。
同じコンテンツに関する報告が重複して行われた場合、Mozilla では一度だけ調査を行い、後から報告した方には、かかるコンテンツがすでに評価されていることをお知らせします。後の報告に対して改めて調査・対応することはありません。
モデレーションの決定
モデレーターにより、コンテンツが Mozilla のポリシーに違反していないと判断された場合、報告者には決定内容が通知され、コンテンツに対する処分は行われません。ほとんどの場合、報告者には異議申立てを行う機会が与えられます。
モデレーターにより、Mozilla のいずれかのポリシーに違反していることが判明した場合は、かかるポリシーに定められた、以下を含む処分が行われます。
- コンテンツへの警告の追加
- コンテンツの削除
- アカウントの停止
Mozilla から違反が判明した旨を報告者と当該ユーザーの両者に通知し、当該ユーザーには異議申立ての機会が与えられます。
違反への処分が警告またはコンテンツの削除によって行われた場合、その後さらに違反が重ねたユーザーのアカウントは停止される可能性があります。そのような場合には、当該ユーザーに、複数の違反が重ねられたことによりアカウントが停止される旨が通知されます。当該ユーザーには、一番最近のモデレーションの決定と、その結果としてのアカウント停止の両方に対して、個別に異議申立てを行う機会が与えられます。製品により、これらの異議申立てを併せて提出できる場合と、個別に提出しなければならない場合があります。
異議申立て
Mozilla では、モデレーションに関して以下のいずれかの立場に該当する方からの異議申立てを受け付けます。
- 対応が行われなかった報告の報告者
- Mozilla のコンテンツポリシー違反により自らのコンテンツが削除された、またはアカウントの処分を受けたユーザー
どちらの場合も、当事者が異議申立てを提出するためのフォームがありますので、そちらに必要事項を記載して、出された決定が間違っており、Mozilla のポリシーや適用される法的要件に沿っていないと信じる理由を説明してください。これらの異議申立ては、Mozilla のモデレーションプロセスの最初の段階で使用される、同一の申立て管理ツールで行われます。このツールでは、申立ての受信と追跡、ならびにポリシー、初回の報告、その他のモデレーションの決定に使用される情報の調査が行われます。
異議申立ては、提出された順に専用の窓口で受理されます。受理された案件は、該当する違反の種類に応じてモデレーションチームの各担当者、該当する製品チーム、または Mozilla 全体の Trust & Safety チームもしくは法務部によって調査されます。異議申立ての調査担当者は、該当するポリシーおよび社内ガイドライン、申立者が提出した情報を確認し、当初の決定が適切で、Mozilla の規則に則っているかどうかを判断します。
ユーザーの異議申立てが認められた場合は、Mozilla から当該ユーザーに通知し、コンテンツまたはアカウントに対する以前の処分は取り消されます。報告者の異議申立てが認められた場合は、Mozilla から当該ユーザーと報告者の両者に通知し、該当するポリシーに基づいて、規則に違反したコンテンツに対する処分が下されます。
Mozilla は、攻撃的な言葉を含む異議申立て、もしくは全く裏付けのない異議申立てを繰り返し提出する方からの異議申立ての処理を最長 6 か月間停止する場合があります。
EU 内に拠点を置く方が、Mozilla 内部の異議申立てプロセスの決定に同意されない場合は、認定された法廷外の紛争解決機関に懸念を持ち込むことができます。
根拠のない報告
根拠のない報告が繰り返された場合は、最長 6 か月間、報告する権利が取り消されます。報告を行う場合は、必ず、Mozilla のポリシーまたは法律に対する違反が実際にあることを確認してください。